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小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.
2018/09/25 (Tue) 04:29:34

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No.425
2010/07/07 (Wed) 20:55:13

灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫)灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫)
高橋 弥七郎 いとう のいぢ

アスキーメディアワークス 2010-04-10
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「今のままじゃ、私は悠二に届かない」

■高橋弥七郎氏の『灼眼のシャナ20』を読了。紅世の徒対フレイムヘイズ最終決戦。表紙のシャナがかつてないほどに格好良い。初登場時がこの服装だったのか。しかし、表紙の凛々しさとは違い、本巻で描かれるのは、フレイムヘイズの敗北である。撤退作戦が用意してあることよりも、引潮作戦が本書をまるごと使って書かれるとは思わなかった。負け戦をこれだけ長々と書いた作品も珍しいのでは(僕が知らないだけかもしれないが)。
 シャナとヴィルヘルミナが、シュドナイと戦う場面があるものの、逃げるための戦いのため、当然のことながら決着はつかない。というか、三対一でも一向に構わない、と言うシュドナイの方が主人公みたいだぞ。そうして、ついに次巻は最終章前編。しかも舞台はここへ来て御崎市。祭礼の蛇となった悠二が御崎市へ赴くということは、吉田さんや、千草などが絡む展開になるのだろう。好きな男の子がラスボスになって帰ってきたよ、って、どんな展開なんだよ。最終章の盛り上がりが楽しみ過ぎる。
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No.280
2010/02/21 (Sun) 05:24:52

ソフトタッチ・オペレーション (講談社文庫)ソフトタッチ・オペレーション (講談社文庫)

講談社 2010-01-15
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■西澤保彦氏の『ソフトタッチ・オペレーション』(文庫版)を読了。前作の『生贄を抱く夜』以降、元本は読まず文庫購入の作家に。2年振りの神麻嗣子シリーズ。5編収録しているけれど、表題作は、他の4編を併せたくらいの分量がある。短い作品が多いせいか、論理的展開がそれほどある訳ではなく、ミステリ要素が少しだけの短編集といった感じ。ただ、「ソフトタッチ・オペレーション」は面白かった。講談社ノベルスで変化球ばかりを書き続けていたころの西澤氏を彷彿とさせる。『人格転移の殺人』再び、みたいな。ノンシリーズのSFミステリを、いずれまた書いてくれないものか。
No.266
2010/02/14 (Sun) 11:20:49

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈9〉始まりの未来は終わり (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈9〉始まりの未来は終わり (電撃文庫)


アスキーメディアワークス 2010-01-10
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■入間人間氏の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり』を読了。これまでずっと、カバーがリバーシブルだったけれど、今回は1行印刷のみ。シリーズでもっとも安い、つまりは分量の少ない巻。語り手が壊れているので、読むのがつらい。まあ、ライトノベルだから使えた手法であって、ミステリだとか純文学だとか、別のフィールドでは難しい(佐藤友哉氏はそんなこと気にしないだろうけど)。次巻で完結。なんだかとっても疲れたような。
No.264
2010/02/13 (Sat) 12:51:31

とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)
ヤス

アスキー・メディアワークス 2007-01-06
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「だって私には見えないんだもん。私の世界ではいくら信じていたって、その当たり前、は永久に現れないもん。あったことがないもん。他の人は当たり前、っていうことが、私には起こらない。だから信じることができない」

■竹宮ゆゆこ氏の『とらドラ4!』を読了。そういえば、『イリヤの空、UFOの夏』の、「夏休みふたたび」というタイトルは秀逸だった。本作は、少年少女の夏休みの物語。お約束というのか、夏休みを扱った作品が取り入れるだろう要素は洩れなく入っている。とはいえ、特徴のあるキャラクタばかりなので、ありふれた設定を使っていても、見慣れない物語に変わる。竜児にしてみれば、大河や亜美は好きなところ嫌いなとこがはっきりしているので、返って付き合いやすいのだろうけど、実乃梨は好きなところ良いところしか目につかない。性格や言動は理想でも、心中までは推し量れないだろう。
No.238
2010/01/30 (Sat) 05:09:09

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)
ヤス

アスキー・メディアワークス 2006-09
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■竹宮ゆゆこ氏の『とらドラ3!』を読了。「とら」と「ドラ」のどちらがひらがなで、どちらがカタカナかが、未だに解らず。カラー口絵で、前巻までの粗筋を紹介するのは珍しいのでは、多分(ライトノベルを良く知らない)。アニメを先行して見たので、これがあの場面かと思うことが多々あり。結構、原作を忠実に再現していたのだな。竜児の目つきは、原作の方が鋭いけれど。1巻につき、ひとつの大きなイベントがある、というのは、山場が解りやすく読みやすい。このペースだと、結構、続きそうな気がする。
No.234
2010/01/28 (Thu) 05:21:55

ようこそ、ロバの目の世界へ。 (講談社BOX)ようこそ、ロバの目の世界へ。 (講談社BOX)

講談社 2009-09-02
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■岩城裕明氏の『ようこそ、ロバの目の世界へ。』を読了。表紙イラストがカラフルだなと思ったのだが、良く見るとグロテスク。タイトルや設定に惹かれたものの、それ以上がないような。「“ロバの目”を持つ少年・スバルが遭遇する、最高にハードな夏休み!」というリードから想像した内容とは、まったくかすりもしなかった。『パンドラ』に掲載された、「ホッピングマンション」とも通じる理不尽さ。西澤保彦氏の著作から、ミステリ要素が抜け落ちたような感じ。
 ただ、作者が書きたいものに一貫性はあるようで、シュールというかブラックジョークというか、そちらの笑いを好める人向きかも。「小学生と幽霊と夏休み」の話であれば、映画の「学校の怪談」が秀逸。良い意味で期待を裏切ってくれた良質のファンタジー。って、その感想をここで書いても。
No.210
2010/01/16 (Sat) 12:41:42

ホームレス大学生ホームレス大学生

ワニブックス 2008-10-09
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「裕、生まれ変わっても、また兄弟でいような。でも、その時は、長男と次男替わってくれな」

■田村研一氏の『ホームレス大学生』を読了。田村裕氏の『ホームレス中学生』は、松井計氏の新作かと勘違いしたものだけれど、今回はそのようなことはなく。『中学生』の方は小説と捉えたが、『大学生』はドキュメンタリーの印象が強い。小説であれば、どちらから読んでも楽しめるはずなのに、本作は、『中学生』を読んでいることが前提となっていて、ここから先は弟の著書に書いてある、という言い回しが数カ所ある。そりゃまあ、『中学生』を読まずに『大学生』を読む人はいないかもしれないけれど、別の人が書いた別の本なのだから、ちゃんと書いてくれよ、と思わなくもない。
 『ホームレス中学生』の兄視点での物語。『中学生』と重なるところもあるし、『大学生』のみのエピソードもあり。物語の大筋が同じなので、やはりこちらも、家族の物語。ホームレスというタイトルにインパクトはあるものの、メインはホームレスではないだろう、と思ったのは『中学生』と同様。お兄さんはつらい。しかし、14年振りに父親と再会できたとは。すごいな、超能力捜査官。ただ、麒麟という芸人の方を、僕はまったく知らないのだけれど。
No.206
2010/01/14 (Thu) 12:44:16

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

講談社 2008-12-04
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「いえ、死んでいるのならそれでいいんです」

■西尾維新氏の『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』を読了。表紙が誰だか解らなかったけれど、初登場の病院坂迷路(バックアップ)だそうで。4作目でようやく、このシリーズは表紙を病院坂で統一していることに気がついた。デビュー当時から、西尾維新はイラストがなければ集めていたのに、と思っていた僕には、イラストはそれほど重要ではない。
 とはいえ、本作に関しては、『クビシメロマンチスト』のように、なかなかにぎりぎりですれすれでないかなと。名門女子校七不思議殺人事件という名称とは裏腹に、従来の西尾氏らしさが抜けていて、地味で淡々として落ち着いた作品だった。殺害方法は、派手で陰惨なものばかりなのに。探偵役が真っ当でないと、物語も真っ当ではない方向へ向かっていくのだな。ただ、こちらの方面は、浦賀和宏氏に任せておけば良いと思うよ。
No.190
2010/01/06 (Wed) 13:00:01

四方世界の王 1 総体という名の60(シュシュ) (講談社BOX)四方世界の王 1 総体という名の60(シュシュ) (講談社BOX)
記伊 孝

講談社 2009-01-06
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「問題ない。ほっておけばそのうち死ぬ」

■定金伸治氏の『四方世界の王1 総体という名の60』を読了。大河ノベルは2007年の清涼院流水氏、西尾維新氏、2008年の島田荘司氏の作品をすべて読了済み(というか、西尾氏以外はすべて購入)なので、大河ノベル2009・古代オリエント幻想創世記も、いつかは読むだろうと考えていた。というのは、定金氏の名前を知らなかったから。ミステリ作家ではなさそうだ、それなら、もう少しあとで読もう、という感じで。僕はミステリ読者なので、ミステリ以外の小説の優先順位が低くなるのは仕方がない、と思って頂きたい。
 サブタイトルが格好良い。60(シュシュ)とは、あらゆる物事の総体を主張する数。文字が武器であり、独占している者が力を持つ、という概念は面白い。主人公はバービルムの書記学生、14歳のナムル=ナーシル。今風に言うのなら、へたれ、へこたれ? 母親に、シャズ=フラシュムという少女とは話さない方がいい、と忠告されたその日に、自分から近づいて不幸に巻き込まれていくという。困難に立ち向かうでもなく、嫌なことから逃げ出すでもなく、この子に殺されるのならそれでもいいやと諦めて。どうも、これまでに知らないタイプの主人公だったので、読んでいて違和感が。
 1巻の終盤で、かなり面白い終わり方をしているし、物語そのものも興味深い。ただやはり、この主人公はいったいなんなのだ、と思ってしまうのがきつい。まあ、平等に記すのであれば、メインキャラクタはみんな変人である。って、あれ、大河ノベル2010はどうなったの?
No.184
2010/01/03 (Sun) 09:30:11

ゲンソウ現実日和 (講談社BOX)ゲンソウ現実日和 (講談社BOX)
長月 みそか

講談社 2009-03-03
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■小柳粒男氏の『ゲンソウ現実日和』を読了。ノンフィクシリーズ第3作。前作の小戦争に於いて、人間性が破綻してしまった、木鷹田を中心とする物語。しかし、木鷹田の行動の意味がまったく解らず。感情描写が控えめなハードボイルドを意図しているから、というのにも納得できない。ハードボイルドとの惹句が付いているけれど、的を外しているような。中盤で、舞台が変わり、視点が変わり、佐藤友哉氏が書くようなパートに突入。なんという救いのなさ。哀し過ぎるぞ。この辺りから面白くなり、最後まで楽しんで読めた。
 しかし、文章の読みにくさはつらい。格好良い文章ではなく、うっとうしい文章が多いのだ。また、以前からずっと気になっているのだが、内容とイラストが合っていない。表紙イラストに惹かれて買った人は、おそらく納得しないだろう。この絵柄が合う作品は、他にきっとあると思う。このイラストをハードボイルドだと評する人の方が、絶対にハードボイルドた。
No.182
2010/01/02 (Sat) 06:42:49

鬼灰買いの佐平治 数えで十七、水の衣を織り成して千歳の綾を解きほぐす (講談社BOX)鬼灰買いの佐平治 数えで十七、水の衣を織り成して千歳の綾を解きほぐす (講談社BOX)
一橋 真

講談社 2009-07-01
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■小仙波貴幸氏の『鬼灰買いの佐平治 数えで十七、水の衣を織り成して千歳の綾を解きほぐす』を読了。装丁で並々ならぬインパクトを受けたのは、清涼院流水氏の『秘密屋 赤』『秘密屋 白』以来かも(タイトルのインパクトもすごいけど)。挿絵がすべてフルカラー、フォントや段組み、ページ余白のレイアウト、装丁が凝りに凝っている。これまで、高過ぎると思っていた講談社BOXだけれど、本作に関しては、もう少し高くても良かったのでは、と思ったくらい。小仙波貴幸氏と一橋真氏のコンビは、西尾維新氏と竹氏を彷彿とさせるものがある。
 小仙波氏は、『パンドラ』でのデビュー作からして、新人らしかぬ文章力、情報や知識の豊富さに驚いた。読み切り短編と同様、舞台が江戸時代かと思われるような文体で物語は始まる。どうもとっつきにくいな、と思ったころに、現代を舞台としていることが解るのだ。ただ、シリーズ短編を先に読んでいるので、2回目の驚きはない。
 鬼灰買いの佐平治、悪鬼改方の長谷川鉄虎、それぞれの物語が交互に語られ、次第にひとつに収束する。鶴の恩返し再び、みたいな。女子高生、野々村小箱は、佐平治こと山本胎児に振り回されただけ、という感じも。登場人物が個々に動くので、物語の中心が解りにくい。あるいは、1作目ということで、レギュラメンバの紹介を兼ねているのかもしれない。ただ、この終わり方だと、本作ではヒロインと思われる、野々村小箱が次作以降に登場するかは怪しい。
No.180
2010/01/01 (Fri) 00:03:48

ヘドロ宇宙モデル (講談社BOX)ヘドロ宇宙モデル (講談社BOX)

講談社 2009-05-07
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 僕には友達もいないし、恋人もいない。今まで僕という存在は、仕事によってのみ成立していた。しかしその仕事を辞めたことで、僕の存在は一気に希薄になったのだ。

■泉和良氏の『ヘドロ宇宙モデル』を読了。粗筋や、「宇宙モデル」という近未来的な雰囲気を持つ言葉から、SFのような、現代にファンタジーを混ぜたような物語を想像していたけれど、至って普通の、現代を舞台にした物語だった。無職の31歳がハローワークへ行くところから物語が始まるので、いきなり感情移入してしまった。再就職するつもりでいます、次の働き口を探しています、と嘘を言って、失業保険を獲得しなければならない、というところとか。
 「終焉と再生の物語」とあるけれど、泉氏の作品は、デビュー作を含め、長編3作が、すべてこの枠に嵌まっていることは否めない。いろいろなことに絶望して落ち込んだ主人公が、女の子と知り合って、前向きに生きていこうとする話。キャラクタの設定は少しずつ変わっているものの、結局のところ、大筋は余り変わらない。そろそろ枠組みを変えてくれないと、今後も続けて読むのは厳しい。まあ、つまらなくはないのだけれど。
No.173
2009/12/28 (Mon) 14:22:27

生徒会の五彩  碧陽学園生徒会議事録5 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5 (富士見ファンタジア文庫)
狗神 煌

富士見書房 2009-04-20
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■葵せきな氏の『生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5』を読了。表紙イラストが、語り手の杉崎鍵だと気づくのに、しばらく掛かった。これまでに杉崎のイラストがなかった訳ではないけれど、これだけ大きく描かれたのは初めてでは。内容は、毎回同じようなものなので、マンネリズムは否めない。つまらなくはないけれど、最初のころほどの面白さはなくなっているような。本巻で、第1部「企業編」終了。次巻からは第2部「卒業編」の開始。作中作の構成がいまいち中途半端なような気が。まあ、ミステリではないし、意外な真相を目指した訳ではないだろうが。
No.167
2009/12/25 (Fri) 13:57:04

とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)
ヤス

アスキー・メディアワークス 2006-05-25
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「もうやめろよ、その外面。全部とっくにばれてんだ。取り繕った外見なんか、かわいかろうがなんだろうか、見てる方にしてみりゃ気分いいもんじゃねえんだよ」

■竹宮ゆゆこ氏の『とらドラ2!』を読了。アニメを先行して見たので、ほぼ内容が同一で、違和感がない。原作を先に読んでいても、面白いと思っていただろう。キャラクタとして特化しているけれど、各々の性格の持ち主は、身近にもいると感じられる人物たち。いるようでいないような、あるようでないような、そのような高校生活を書いている。帯コメントを奈須きのこ氏が書かれたそうで、なんの繋がりだろう。
No.157
2009/12/20 (Sun) 00:03:25

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)


アスキーメディアワークス 2009-09-10
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「生憎いつも土の下で生きてるから、これ以上落ちても気にならないんですよ」

■『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡』を読了。やたらと分厚い。これだけ厚いライトノベルを読んだのは、初めてかもしれない。あとがきで、これまでに応募した原稿の9作が群像劇形式で、そのすべてが一次選考で落選したと書かれており、本作を読む限りでは、それはそうかもしれないな、と納得。シリーズ作品では、主人公が何らかの事件に毎回巻き込まれるパタンが多い訳だが、本作では、主人公が事件に巻き込まれるのを回避してしまう。これだけ分厚い作品でありながら、シリーズ主人公はまったく活躍しないという趣向は面白いのだけれど、群像劇形式がつらい。
 登場人物が複数で、視点、時点が、次々と入れ替わる形式。この人物の視点での疑問が、別の人物視点で解るのだけれど、何人かが会する場面など、同じ出来事を何人から語られなければならないのか、と途中で飽きる。過去の作品や、別作品に登場しているだろう人物がいるようだけど、僕はそこまで熱心な読者ではないので、既刊を遡ってまで読み返しはしない。なんというか、パズルのピースが揃ったところで、驚きも感動もなく、そのせいか、この形式はしんどいだけだった。
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キタヤマ
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プロフィール
HN:
ミズサワ
性別:
男性
職業:
求職中
自己紹介:
初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。

ミジンコライフ継続中。

ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。

小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。

「すべての小説が館ミステリになればいい」

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