小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.425
2010/07/07 (Wed) 20:55:13
灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫) 高橋 弥七郎 いとう のいぢ アスキーメディアワークス 2010-04-10 売り上げランキング : 4476 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「今のままじゃ、私は悠二に届かない」
■高橋弥七郎氏の『灼眼のシャナ20』を読了。紅世の徒対フレイムヘイズ最終決戦。表紙のシャナがかつてないほどに格好良い。初登場時がこの服装だったのか。しかし、表紙の凛々しさとは違い、本巻で描かれるのは、フレイムヘイズの敗北である。撤退作戦が用意してあることよりも、引潮作戦が本書をまるごと使って書かれるとは思わなかった。負け戦をこれだけ長々と書いた作品も珍しいのでは(僕が知らないだけかもしれないが)。
シャナとヴィルヘルミナが、シュドナイと戦う場面があるものの、逃げるための戦いのため、当然のことながら決着はつかない。というか、三対一でも一向に構わない、と言うシュドナイの方が主人公みたいだぞ。そうして、ついに次巻は最終章前編。しかも舞台はここへ来て御崎市。祭礼の蛇となった悠二が御崎市へ赴くということは、吉田さんや、千草などが絡む展開になるのだろう。好きな男の子がラスボスになって帰ってきたよ、って、どんな展開なんだよ。最終章の盛り上がりが楽しみ過ぎる。
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初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。
ミジンコライフ継続中。
ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。
小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。
「すべての小説が館ミステリになればいい」
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