小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.490
2010/09/10 (Fri) 17:06:20
The Front Line Covers オムニバス KOTOKO MELL Utatsuki Kaori Kawada Mami Eiko Shimamiya ビジュアルアーツ 2009-03-25 売り上げランキング : 40963 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
数えきれないほどの夢 未来へ続く道へ
一つずつどこまでも 置いてゆくよ優しく
何も見えない闇の中 迷い苦しむ人へ
一つずつその胸に 拾い上げてほしい
●I'veの『The Front Line Covers』を聴取。タイトルそのまま、最前線のカバー曲。I'veサウンドは、活動当初から切れている。『regret』の冒頭、「FUCK ME」を聴いたときのインパクトは忘れられない。アニメイトで買ってすぐ、CDウォークマンに入れて聴いたのだけれど、最初は買うCDを間違えたのかと思ったくらい。その心配はすぐに消え、あっという間にのめり込んでしまった。以降、I've Girls Compilationは順次リリースされていき、現状では『Collective』が最高峰。『Collective』が到達点だとすれば、本作は新たな出発点。『Collective』と対を成すアルバムが、本作『The Front Line Covers』だと個人的に思っている。『regret』『verge』『Disintegration』からの選曲なので、すべて知っている曲ばかりではあるものの、歌い手とアレンジが変わるだけで、こうも印象が変わるものかと驚いた。
KOTOKO嬢はやはりひとり図抜けている。「Belvedia」は、最初からKOTOKO嬢が唄っていたのではないか、と思ってしまったほど。それは「季節の雫」も同様で、自分なりの曲として唄えてしまうとは。島みやえい子先生は、貫禄というかなんというか、当然といった感じで無難にこなしてしまい、「DROWNING」は、こちらが原曲かと勘違いしてしまう。MELL様の立ち位置は、『regret』当時から変わっておらず、KOTOKO嬢とは違った意味で突き抜けている。KOTOKO嬢が「動」なら、MELL様が「静」といった感じか。
川田まみ嬢の「birthday eve」はすごいな。原曲をSHIHO嬢が唄われていたので、ちょっとハードルが高いかと思ってしまったけれど、そんなことはまったくない。これが歌手というものか。詩月カオリ嬢の「Dream to new world」は、力強くて格好良いなと思ったけれど、「そよ風の行方」のように可愛らしさ満載の方向でいいと思うよ。川田まみ嬢が幼さ炸裂だとしたら、詩月カオリ嬢は可愛さ炸裂といった感じか(この一文は諸事情により削除する可能性があります)。
そういえば、『Departed to the future』Special CD BOXの特製スペシャルBOXには、『The Front Line Covers』を入れるスペースが空いていたけれど、これでようやく収納することができる。カバー曲や別アレンジを聴いたからといって、原曲に飽きることはないので、I've Girls Compilationは今後も聴き返すことだろう。とはいえ、最新作を聴きたいのも確かである。前作から5年が経つし、そろそろ期待しても良いころかな。
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キタヤマ
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男性
職業:
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自己紹介:
初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。
ミジンコライフ継続中。
ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。
小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。
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