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小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.
2024/05/19 (Sun) 18:54:26

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No.109
2009/11/16 (Mon) 18:25:47

 便宜上、ネット上の日記と呼んでいるけれど、正確には日記ではなく、日記のようなものである。その内訳は、日記、感想、書店、鬱々、執筆、20代後半男性ひとり暮らし、今のところは、大まかにこれくらい(今後、増えるかもしれないが)。読む人のことを考えれば、読書感想ブログとか、暴れない本屋さんとか、鬱々日記のようなものとか、ジャンルを絞ってメインの話を綴った方が親切なのだけれど、それができないのは、それができないからである。何年前か忘れているのだが(思い出せないくらい昔なのだろう)、鬱々日記のみ、読書感想のみ、といったブログを更新していたことがあった。けれど、鬱々日記は沈み過ぎるし、感想ブログは感想を書くために本を読むという状況が嫌になり、どちらのブログも、いつの間にか止めてしまった。
 それ以降、ネットで日記を書くことはないだろう、と考えていたのだが、今はこうして続いている。それはおそらく、カテゴリをひとつにしたからだと思う。鬱々ブログでも、感想ブログでも、書いている人間は同じなのだから(ハムスタかもしれないが)、どちらに書いても良いような、あるいは、どちらにも書いているような内容があるし、どのような日記を書いたところで、それは、僕が書いた日記にしかならない。それなら、読んでくれる方には申し訳ないけれど、好きなように書かせてもらおう、と思って始めたのが、この「日記のようなもの」である。
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No.108
2009/11/15 (Sun) 17:35:17

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)


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「ひゃっほーい! とかぼくが唐突に叫びだしたら痛いじゃないか」

■入間人間氏の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為』を読了。短編5編収録。本編での語り手の過去エピソードなので、漢字を開いている個所が多いけれど、文章自体が小学生らしからぬ書き方なので、効果的とは思えない。現在からの過去回想という形なら、これまで通りの文章でも通じたろうけど。本編の補足みたいな要素はいくつかあったものの、そうだったのか、なるほど、とも思えない。なんというか、登場人物に、好ましいと思える人がいないのに、どうして購入してまで読んでいるのだろう。惹きつけている何かがあるはずなのだけれど、なんだろうな。
No.107
2009/11/15 (Sun) 17:33:32

 「青春リアル」の感想をちょくちょく書きながら、ひきこもり提案者について触れなかったのは、第2期終了時に纏めて書こうと思っていたからなのだけど、それよりも気になることができてしまった。番組を簡単に説明すると、参加メンバは、それぞれが提案するトピックを公式サイトに立て、それに対して他のメンバが書きこみをしていき、そのやり取りを編集して放送するというもの。トピックの立ち上げは、一斉ではなく、一定の時間を空けての放送順である。
 日本人と友達になりたい、という中国人留学生の方がいて、第2期最後の提案者になるのだろう、と思っていたのだが、この方のトピックは立ち上がらないで終了するようだ。なんだこれ。メンバとして名前はサイトに残っていたのに、番組への参加はほとんどなかった。日本人と友達になるのは諦めました、ということかもしれない。それはちょっと、哀し過ぎるけれど、そのようなことはざらにある。そのせいかどうかは解らないけれど、昔のことを思い出してしまったので、以下に自身の話を書いておく。長くなるので、無理して読まれなくても良いですよ。

 小学生のころ、6年生のときだった。その日の授業が終わったあと、体育舘に集まって、みんなでゲームをした。はてさて、この時間は一体なんだろうと思ったものの、楽しければそれで良かった。休み時間の延長線上のようなものである。それも、6年生の男女という大人数なのだ。そのような機会は、滅多にないだろう。
 やがて一通りのゲームが終わると、中にいた教師がマイクを持って、君たちは最上級生になったのだから、仲間外れの子や、ひとりでいる下級生を見つけたら、一緒に遊んであげよう、仲間に入れてあげよう、云々というようなことを言っていた。
 ああ、なるほど。そういえば、この日に遊んだゲームは、個人の行動で勝ち負けが決まるものではなく、仲間を増やしたり、協力したりすることによって、勝ち負けが決まるものが多かった(じゃんけん列車など、最終的には全員が一列に纏まるのである)。
 この手のゲームを先にさせておき、そのあとで、それらはこういう意味があったんだよ、と教える方法は新鮮であり、感銘を受けた。口で言うよりも、行動で示したのは実に解りやすい。何しろ、ほんのついさっきまで、自分たちがやっていたことを、今後実行していけば良いのだ。誰が考えたのか知らないが、なかなか上手い遣り方である。
 ところが、手放しで誉めることはできない。知らない人は知らないだろうから、この出来事を教訓にして、それ以降、仲間外れを見逃すことのできない優しい大人になられた方が多々おられるかもしれない。そのような人たちは、そのままの道を進んで頂きたい。しかし僕は見てしまっているのだ。このイベントが始まる前に、数人の生徒と教師が話している場面を。
 小学生が属している、子供会という組織がある。それは学校のクラスや学年とは違って、学区ごとにメンバが分けられる。避難訓練のあとで集団下校をするグループが、この子供会のメンバである。子供会は子供会で、何らかの行事を行うこともあるので、6年生が仲間外れを作らないようにというのは、学校内だけでなく子供会でも通用することである。教師連中は、子供会のことも念頭に置いてのイベントだったのだろう。
 子供会は学区ごとで作っているために、それぞれ人数が異なる。必然的に、多いところや少ないところが出てくる。そのとき、僕の前で教師と話していた数人の生徒は、人数が少ない学区の生徒のようだった。
 というのは、教師が彼らに対してこう言っていたからである。君たちのところは、人数が少ないから帰っていいよ、と。このときは、なんであの子たちは帰るんだろう、用事でもあるのだろうか、と考えていた。
 なんだろうな、これは。そう思ったのは、当然、イベントが終わってからのことである。仲間外れはいけない、友達は大事にしよう、君たちは最上級生なんだから、などと言っておきながら、どうしてあの子たちを仲間外れにして、最初に帰してしまったんだろうか。同じ学年の仲間ではないのだろうか。教師のやることや言うことは、どういう意味か解らないものが多かったが、この日ほど訳の解らなかったものはない。少数の意見は聞かなくとも良い、あるいは、仲間外れを作るのなら、周りに気づかれないようにしなさい、ということのようだった。
No.106
2009/11/14 (Sat) 16:53:04

とらドラ!1とらドラ!1
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「好意を持ってくれて、本当にありがとう。ものすごく、嬉しいぞ。これからは俺たち、きっとすごくいい友達になれる」

■竹宮ゆゆこ氏の『とらドラ!』を読了。電撃hpを購入していた当時にスピンオフ作品が載っていたので、タイトルは知っていた。アニメが放送されたのを見たときは、堀江由衣氏の人気はものすごいな、と思った程度だったのだが、普通に面白かったので、続けて見てしまった。原作の表紙イラストを見たときに、何故か、現代ファンタジーだと思い込んでいたけれど、日常ものというか、学園ものというか、奇を衒うことのない、至って普通のライトノベルだった。1巻の時点で、なかなかに面白い登場人物を集めている。
No.105
2009/11/14 (Sat) 16:51:48

 これまでのところ、タイトルは、ひらがなかカタカナの4文字にしているけれど、これはおそらく、近いうちに変わるはずである。当初は、ファミリーコンピュータの『ドラゴンクエスト』の名前入力、ひらがな4文字で濁点も1文字に数える、という制限を踏襲しようと考えていたものの、早々に崩れてしまった。それでも、4文字という枠組みは維持したいので、今後は、ひらがな、カタカナ、漢字、数字、アルファベット、それらを併せて4文字タイトル、というふうになると思う。ルービックキューブに譬えると、これまでは、ひらがなの面、カタカナの面を組み合わせていたけれど、今後は、漢字の面、数字の面、アルファベットの面を併せて、ひとつの面を作るということである(2×2のルービックキューブなら、小学生のころ、図画工作で作ったような)。
No.103
2009/11/13 (Fri) 19:09:42

 PSPで、『空の軌跡』シリーズ3タイトルがセット販売されるということで、PSP the Bestの『ガガーブトリロジー』3タイトルを購入した。PCエンジンユーザだった僕は、ドラゴンスレイヤーシリーズとして、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』をプレイしていたけれど、Ⅲ以降は原作版も移植版も持っていないので、まったくプレイしていない。当時の僕は、『イース』や『風の伝説ザナドゥ』に熱中していた。『イース』は多機種版も集めていたし、PCエンジン最高峰のゲームは、今でも『風の伝説ザナドゥ』だと思っている。『英雄伝説』は、ファルコムのソフトでは、それほど重視していなかったのだ。機会があれば買ってみよう、という扱いで、『イース』の最新作のように、どうしても欲しい、とまでは思っていなかった。
 それが、ここへ来て購入を考えたのは、『イース7』がPSPで発売されたからである。『イース』最新作が携帯ゲーム機で出るのなら、『英雄伝説』もパソコン版に拘る必要はない。『空の軌跡』だけではなく、『ガガーブトリロジー』も、PSPで発売されていることを知り、続編を買おうと考えてから数年経って、ようやく購入を決めた次第。考えてみれば、『PC Engine Best Collection』のためにPSPを買ったものの、他にソフトを持っていないので、ゲームではなくインターネットに使うことの方が多いのだ。テレビやパソコンの画面でプレイできるソフトを、携帯ゲーム機でプレイすることに抵抗があったけれど、『イース7』によって、その考えは払拭された。面白そうなソフトであれば、コンシューマやパソコンでなくとも良いではないか。
 そのように考えると、気になるソフトは結構ある。以前、『パンドラ』の紹介記事では、買う気が起きなかった『428』だけれど、プレイした人たちの感想を見ると、かなり面白そうだ。ネットでの感想が、賛賛片論というのはすごいよな。また、前作の『街』という作品も、PSPに移植されているので、一緒に買うかもしれない。遡って調べると、『弟切草』や『かまいたちの夜』と同じ系列のゲームらしい。サウンドノベルという名称は聞いていて、面白い作品だろうと思ってはいたものの、当時の僕は、スーパーファミコンを持っていなかった。前述の通り、『イース』や『天外魔境』にのめり込んでいたので、PCエンジンだけで、充分楽しめたのである。ということは、僕が初めてプレイしたサウンドノベルは、『ひぐらしのなく頃に』となる。初めてが同人ゲームだったのか。
 そのあと、『天外魔境ZERO』が発売されたことで、ようやくスーパーファミコンを買おうという気になった。買ったときには、スーパーファミコンジュニアという名前に変わっていたけれど。そして、宣伝を見て以来、ずっと気になっていた、『テイルズ オブ ファンタジア』を購入。この時点でPS版が発売されていたのだが、カートリッジでオープニング主題歌を流す演出に衝撃を受けていたので、主題歌やアニメーション入りが当然のようになっているCD-ROMには惹かれなかった。とはいえ、大学に合格して上洛する際、ゲームはすべて実家に置いてきたため、最後までプレイしていない。PSP the Bestで出ているので、購入候補に入れておこう。続編を買うかどうかは解らないけれど。
 また、『LUNAR ザ・シルバースター』もアレンジ版がPSPで発売されるそうで、『LUNAR エターナルブルー』も、のちに発売されるのだろう。PCエンジンユーザとしては、ライバル機種である、メガCDの名作RPGは、当時から気に掛かっていた。のちに、リメイクされたPS版を買ったものの、まったくプレイしていない。これも、PSP版を機会にプレイしてみよう。というか、コンシューマで発売されたソフトを、尽く移植できるPSPって、とんでもなく高性能な携帯ゲーム機なのでは。どうしてもPSPで遊びたいソフトがあって買った訳ではないけれど、面白そうなゲームが、こんなにもあったことは幸いか。
 しかし、実家に腐るほど溜まっている未プレイゲームを、ハードが壊れる前にどうにかしなければ。それよりも先に、今の部屋に溜まっている未プレイゲームを消化していかなければ。とにかく、ソフトだけ買っておけばプレイするのはいつだってできる、と考えていたけれど、その考えに誤りがあったようだ。本来、大学生の間に、溜まったゲームをすべて片づけるつもりだった。それなのに、ゲームをする時間が、まったくといっていいほど取れなかった。理由としては、司書課程と教職課程を取っていたため、講義はいつも朝からぎっしりだったことと、サークル活動を、自分の大学で複数、他の大学で複数、市井のものと、自分で作ったものと、いくつも掛け持ちしていたため、余った時間を読書と執筆に費やすと、ゲームをする時間は取れなくなってしまったのだ。まったく、どこの誰か、大学生は毎日遊んでばかりいる、などと言ったのか。受験時期の僕は、その言葉を疑わずに信じていたものだった。

 ──『英雄伝説』をPSPで買うことにした、と書くだけのはずだったのに、思いの外長くなってしまった。しかし、ゲームの感想以外で、これだけ長々とゲームについて書いたのは、おそらく初めてではないだろうか。
No.101
2009/11/12 (Thu) 17:44:00

 テコ入れ以降、個々の日記や感想を止揚することが増えてきましたが、これまでと同じく、そのほとんどは、知ったか振りです。思考を書いているだけなので、事実とは異なる場合もあるかもしれません。嘘を書くつもりは一切なく、僕が本当だと信じているだけで、実際はそうじゃない、ということはざらにあります。本当のことを知りたい方は、自身で調べられた方が安心です。地球温暖化は二酸化炭素の増加が原因だと考える人は多いのですが、地球が温暖化したため大気中の二酸化炭素が増加していると考える人は少ないのです。まあ、正しいと思われていることが真実ではない、というのは、この国の方たちには今更な話ですね。
No.100
2009/11/11 (Wed) 17:06:29

daily-daily Dream <初回限定盤>アニメ「ハヤテのごとく!!」新OPテーマdaily-daily Dream <初回限定盤>アニメ「ハヤテのごとく!!」新OPテーマ
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魔術? 偶然? 超常現象? …なんでもこい!!

●KOTOKO嬢の「daily-daily Dream」(初回限定盤)を聴取。「ハヤテのごとく!!」の新オープニングテーマ。アニメの内容に合った、コミカルな雰囲気。って、この感想は逆だよな。もともと、「ハヤテのごとく!」というアニメは、KOTOKO嬢がオープニングテーマを担当するというので、どのような作品かを知らないまま、見始めた作品だった。第2期を続けて見ているのは、純粋に、内容が面白かったから、という理由に拠る。
 第1期のオープニング、「ハヤテのごとく!」「七転八起☆至上主義!」では、諺あるいは四字熟語がふんだんに含まれていたけれど、今回は、KOTOKO嬢ならではの、独特の歌詞が綴られている。歌詞を聴いただけでは、何を言っているか解らず、歌詞カードを確認しなければならないフレーズがいくつか。言葉の選び方というか、使い方の雰囲気が、川上未映子氏と似たような感じかな。
No.99
2009/11/11 (Wed) 17:05:21

 諸般の都合により、しばらくの間は更新ペースが2倍速になります。2件分を、続けて公開します。2倍速にするのは、書いてから掲載するまでの時間が、かなり長くなってしまっているからです。週単位ではなく、月単位で遅れてしまっているのです。
No.97
2009/11/09 (Mon) 18:07:46

 講談社漫画文庫の『3×3EYES』を購入開始。『金田一少年の事件簿』が文庫化されたときに、集めようかと迷ったのだけれど、結局は止めた(のちに、極厚愛蔵版を買うことになるのだが)。いつのころからか、通常のコミックが文庫サイズになることが増えてきているものの、基本的に、コミックは元本(一次出版)で買う。もし今後、欲しいと思ったコミックが元本と文庫で刊行されていたとしても、おそらくは、元本の方を購入する。文庫で買うのは完結した作品で、既に元本を持っている作品になるだろう。だから、コミック文庫を読む場合は、必然的に再読となる。
No.95
2009/11/07 (Sat) 18:30:50

 不謹慎なことだが、「スーパー強盗」というテロップをニュースで見て、すごいな、と思ってしまった。乱れた日本語が馴染んできているような(スーと現れて、パッと消える、という冗談が通じる人は、明らかに僕より年上だ)。また、「バールのようなもの」という表現も、ニュースで聞くと妙に思う。バールって、そんなにメジャなものなのか。鉛筆サックを未だに使用している僕が言うことではないが。

「鉛筆って何ですか?」
「え?」
「シャープペンって英語ですよね?」
「え?」
「ロケット鉛筆ってどうやって飛ぶんですか?」
「え?」
No.93
2009/11/05 (Thu) 15:42:30

 毎月、コミックの新刊予定は、アニメイトの情報誌『きゃらびぃ』で確かめているのだが、10月20日号から、コミックリストのタイトルが小さくなっていた。刊行点数が多いので、規定のページに収めるためには仕方ないのだろうが、この文字サイズは読みづらい( ノД`)シクシク… リストを一新して掲載点数を増やしたのであれば、いよいよジャイブの新刊予定も載っているのではないかと思って調べてみたけれど、やはりこれまでと同じく、リストには載っていなかった。『CLANNAオフィシャルコミック』や、あさのあつこ氏の『The MANZAI』を出している出版社で、メジャとはいえないだろうけど、マイナというほど知られていないとは思えないのだが。
No.92
2009/11/04 (Wed) 19:03:55

バクマン。 3 (ジャンプコミックス)バクマン。 3 (ジャンプコミックス)
小畑 健

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「編集部が自信を持って始めた新連載なら せめてコミックスが出るくらいまでは 見守るべきだと思うんです」
「全部の新連載にそんな余裕与えたら 年に5本くらいしか新連載起こせなくなるし 上位のマンガまで打ち切らなくてはならなくなる」

■『バクマン。3』を読了。仕事場や編集部で丁々発止のやり取りを続けているだけで、動きというものはほとんどないのだが、相変わらず面白い。バトルマンガがジャンプの王道だ、と作中で言わせておきながら、動きよりも、話や思考が多い漫画を連載するとは、大場つぐみ氏の発想は、やはりすごい。また、最高と秋人が、服部と言い争う場面や、新妻エイジと対面する場面は、中途半端なバトルマンガよりも迫力がある。さすがは、小畑健氏と言うしかない。
 初登場ではとても嫌な奴みたいな描かれ方をしていたけれど、新妻エイジは、とても素直で良い少年だった。まあ、話し方とか行動とかが、一般とは離れているというだけ。エイジの手伝いに入ったときこそ、アシスタント仲間が険悪に思えたものの、最終的には、エイジの連載をどのように面白くするか、と皆で協力し始めて。このようなやりとりが実際に、ジャンプで行われているのであれば、本当に面白い漫画を描く人がジャンプに集まるよなあ。
 作中人物が歳を取る形式なので、本作の年代から計算したところ、最高と秋人、新妻エイジ、福田真太は、平成以降、90年代の生まれ。ベテランアシスタント、33歳の中井さんが、若い世代に追い抜かれて、愕然とするのももっともか。ということは、現在連載されている漫画で、主人公が10代の作品というのは、皆、平成生まれなのか(ノ゚⊿゚)ノびっくり!! 消費税が標準装備で、プルタブを飛ばして遊んだこともないのだな。
 些細なことだけれど。秋人と三吉のデートで、秋人が、「ボウリング」に行くかどうかを訊ね、三吉が「ボーリング」と答えていて、大場氏は言葉に気を配っている方だな、と感じた。それは、的を射る、行き詰まったという言葉遣いからも明らかである。
No.91
2009/11/03 (Tue) 18:23:07

 数日前、「今夜も生でさだまさし〜そうだ、京都でやろう〜」が、大谷大学から生放送される理由を、宗教上の繋がりと予想したけれど、まったく関係がなかった。NHKとエフエム京都のタイアップが先にあって、スポンサの大学で放送しよう、という流れだったようだ。ただ、僕は今世紀最初の年に、ラジオは2度と聞かないと決めたので、ラジオから情報を得ることはできない。この辺り、実に面白くない(つまりは不愉快な)事情があるのだけれど、いつかそのうち書くことがあるかもしれない。しかしまあ、書かないで済めば、それに越したことはない。
No.90
2009/11/02 (Mon) 16:54:25

未来日記 (8) (角川コミックス・エース 129-13)未来日記 (8) (角川コミックス・エース 129-13)

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■『未来日記8』を読了。死人出まくり。殺しまくり。由乃がおかしい(躊躇いもなく人を殺す)のは最初からだったけれど、雪輝がついに一線を越えてしまう。両親が死んでしまい、ふたりを生き返らすため、神を目指す決断をする訳だが、ゲームに参加する目的が、ここでようやくはっきりするというのは遅過ぎる。なんというか、そのような、優柔不断な、らしからぬ主人公なのだ。だからまあ、はったりとはいえ、イレブンスの正体を見破った場面には感服。ついに主人公らしくなったよ、と思ったのに、最後で由乃の手を離してしまったのは、やはりいつもの臆病な雪輝に戻っている訳で。
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HN:
ミズサワ
性別:
男性
職業:
求職中
自己紹介:
初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。

ミジンコライフ継続中。

ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。

小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。

「すべての小説が館ミステリになればいい」

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