小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.2
2009/08/07 (Fri) 00:07:54
ユアウエア (初回限定盤) IKU Geneon =music= 2009-03-25 売り上げランキング : 10580 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
私の心は 泡粒だけを
ふわり ふわり 集めてた
●IKU嬢の『ユアウエア』 (初回限定盤)を聴取。初アルバム。シングルは通常版のみだったけれど、このアルバムは初回限定盤もあり。シングルから4曲を収録されているのだけれど、シングルを持っている身としては、せめてアルバムバージョンといった、違うアレンジの曲にして欲しかった。これは、彼女だけでなく、シングル曲をアルバムに収録してしまうすべてのアーティストに思っている。かつては、シングルの曲はアルバムに入れません、といった歌い手もいたというのに(さだまさし氏のことですが。限定販売だった曲も、今では、ベストアルバムにぽんぽん入れてしまっている)。とはいえ、シングル曲すべてが収録されなかったのが幸いか(アルバム、シングルを一緒に混ぜて聴かないので)。
島みやえい子先生が、高瀬一矢氏に紹介したということらしく、武道館ライブ2009にも参加されていた。それでも、I’veのメンバではないようで、アルバムには、いわゆるI’veサウンド特有の攻撃的な曲というものはない。アニメの主題歌が数曲入っているけれど、一般の人が聴いても、違和感のない曲ばかり。というか、J-POPの新譜コーナに置いて、普通に売れるのでは。
どうでもいいことですが、サインがIKUではなく、OKUに見えます。
更にどうでもいいことですが、「どうでも良い」と書いた場合は、「どうでもよい」と読んで頂けると嬉しいです。
PR
No.1
2009/08/06 (Thu) 22:00:09
テコ入れです。原理が付くと、スプーン曲げや合気道ですね。まあ、スプーン曲げは、金属疲労やら指の力やらよそ見やら超能力やら、方法はいろいろあります。横文字を使うのならリニューアル、店舗であれば新装開店、というようなものです。
タイトルを書かないとはいえ、感想を記すときは、作品名が1行目に来るようにしていましたが、作品タイトルが日記タイトルと重なっていた方が解りやすいこともあり、今更ながら、タイトルを記入することにしました。感想にだけタイトルがあって、日記にはタイトルがないのも不自然なので、通し番号を止め、日記や感想その他、すべてにタイトルを付けることにします。ただ、内容と関係するものになるかは解りません。
タイトルを書かないとはいえ、感想を記すときは、作品名が1行目に来るようにしていましたが、作品タイトルが日記タイトルと重なっていた方が解りやすいこともあり、今更ながら、タイトルを記入することにしました。感想にだけタイトルがあって、日記にはタイトルがないのも不自然なので、通し番号を止め、日記や感想その他、すべてにタイトルを付けることにします。ただ、内容と関係するものになるかは解りません。
No.352
2009/07/21 (Tue) 00:02:06
ファイナリスト/M (講談社BOX) 講談社 2009-05-08 売り上げランキング : 323485 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「じゃあ、僕はどうしたら良いわけ?」
「あんたにできることなんて、特に、何も無いんじゃない?」
■天原聖海氏の『ファイナリスト/M』を読了。原稿が届いてから1年半、座談会から1年以上が経過。この作品のための、単独での座談会も開催され、2008年冬発売だったものが、半年ほど延びて、ようやくの発売。待ちに待った作品だったので、1890円という価格に唸ったものの、やはり購入。
「小説以外」
予想はしていたけれど、やたら分厚い。応募当時で、原稿用紙1577枚だったそうで、この厚さになるのは納得。文字数を計算したら、1700枚を超えていた。その分、値段が高くなる訳だけど。ちなみに、清涼院流水氏の『コズミック』、辻村深月氏の『冷たい校舎の時は止まる』が、それぞれ約1400枚。本作は、その分量のせいか、講談社BOXでは、行数も文字数ももっとも多く、紙も薄いものを使用している。分量は多いけれど、『コズミック』よりはコンパクト。
表紙イラストは、本編主人公の二ノ宮鷹史と人工知能付きパソコン、メルクリウス。裏表紙の人物が、最初は誰だか解らなかった。二ノ宮鳩子の髪飾りが鳩なのは、突っ込みどころかもしれない。
「D-Iグランプリ 1回戦~4回戦」
D-I GRAND-PRIX、日本最強頭脳、名探偵決定戦。探偵日本一を決めるトーナメントテレビ番組に出場することになった、二ノ宮鷹史19歳無職は、AI搭載パソコンメリクリウスの助けを借りて、探偵日本一を目指す、というのが大雑把な粗筋。
サイト上で行われた、1次予選、2次予選通過者、507名が日本武道館に集まり、D-Iグランプリが始まる。1回戦は、持ち込み可能なペーパテスト。メルクリウスを用い、二ノ宮くんはトップで通過。2回戦は、コンピュータを利用した「変則ポーカー」。これはのちに、犯罪捜査の手順を記号化したもの、という解答が鳩子から語られるのだけど、二ノ宮くん自身は、そんなことに気づきもしないので、運良く勝ったという印象が否めない。ルールは結構練ってあったので、もう少し深く書くこともできただろうに、あっさりと書いている。
3回戦の「七つ墓村推理コンペ」、奥多摩山中に用意された、連続殺人事件が発生した村。事件の資料と現場の遺留品から、犯人候補の中にいる犯人を指摘するというもの。ただし、この事件で二ノ宮くんが敗退してしまうので、事件の詳細は語られない。そして、敗者復活入れ替え戦「暗闇でドッキリ! ハイド・アンド・シーク」に繋がり、二ノ宮くんは4回戦に出場できることになるのだが、ここまで推理の要素がほとんどない。ミステリでもない。この展開は、面白くないだろう、と思い始めていた。
4回戦の「六時間耐久・バトルロイヤル鬼ごっこ」、東京23区内に散らばった、4チーム8人によるサバイバルゲームという設定に、ようやく面白さを感じ始めた。『スパイラル』の歩と理緒の再戦のように、白熱した勝負を期待していたのだけれど。これは、鳩子やその友人の桐子が言うように、拍子抜けの結末で、つまらない。これほど魅力的なゲーム設定を作っておいて、なんでこのような扱いにしてしまうのか。二ノ宮くんは、同じチームになった、私立探偵の斯波斗志希とお茶をして、あとは逃げ続けるだけだったし。
単独座談会では、「1回戦から4回戦も熱量を持って書かれている」とあって、それはまあ、一定の水準を維持してはいるけれど、ちょっと予想とは違っていた。「純粋な推理小説ならば、孤島での殺人事件以降だけで成立する」とも言われていたので、まだ、推理小説展開には至らないのだろうけど、面白いと思える要素がほとんどなかったのが残念。1回戦~4回戦、目次でいうと第1章までで、文庫本1冊分もあったのに。
というか、感想として書きたいことは、まだ何も書いていないのに、ここまでの長さになってしまった。決勝戦、孤島での連続殺人事件の感想は、また後日。
キタヤマ
カテゴリ
ブログ内検索
プロフィール
HN:
ミズサワ
性別:
男性
職業:
求職中
自己紹介:
初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。
ミジンコライフ継続中。
ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。
小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。
「すべての小説が館ミステリになればいい」
ブログ日記のコンテンツ
数日遅れで更新しています
・日記のようなもの、あるいいエッセイ、もしくは思い込み。
・毎月末日 現時点での今年読んだミステリベスト
・偶数月同日日 現時点での視聴番組リスト
メールやコメント等の返信は、著しく遅くなることがあります。
リンクはご自由にどうぞ
(=´ー`)ノ ヨロシク
mixi 小説
ミジンコライフ継続中。
ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。
小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。
「すべての小説が館ミステリになればいい」
ブログ日記のコンテンツ
数日遅れで更新しています
・日記のようなもの、あるいいエッセイ、もしくは思い込み。
・毎月末日 現時点での今年読んだミステリベスト
・偶数月同日日 現時点での視聴番組リスト
メールやコメント等の返信は、著しく遅くなることがあります。
リンクはご自由にどうぞ
(=´ー`)ノ ヨロシク
mixi 小説
最新記事
(09/12)
(09/10)
(09/09)
(09/08)
(09/07)
(09/06)
(09/05)
(09/04)
(09/03)
(09/02)
(09/01)
(08/31)
(08/30)
(08/29)
(08/27)
アーカイブ
アクセス解析