小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.268
2010/02/15 (Mon) 12:38:20
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◆金曜特別ロードショーの「崖の上のポニョ」を視聴。ビデオに録っておいたのだけど、最初の1時間が、「ポニョはこうして生まれた」という、ポニョの秘密に迫る直前特別番組となっていた。本編前にネタバラシですか( ノД`)シクシク…。国民的メガヒット作と言われているようだが、非国民の僕は映画を観に行っていない。最初の特番のせいで、本編への興味が薄れてしまい、本編を見たのは数日後である。
あの生き物は魚だったのか、ということが解った。普通に面白い映画だった。端的にいうと、魚が人間になろうとする話(それに付随するものはあるけれど)。大人の視線は入っていない。子供の思考は飛び飛びで、結果があれば、過程など要らない。主人公は5歳の男の子なのだ。世界がこういう理由で滅びかけていて、それを救うには魔法を消すために云々かんぬんという説明は蛇足でしかなく、宗助の「僕はポニョのことが好き」で充分である。
宗助役、ポニョ役、主題歌を唄われた女の子、子供たちの拙さが良い。これはもう、この時期の子供たちにしかできない演出である。本作が売れたというのなら、それは子供が楽しめる話ということに尽きる。蛇足や説明を排除したことが、この作品の成功に繋がったのだろう。大人が納得する、もっともらしい理由があったとしたら、それは子供向けの作品ではなくなり、無難に纏まったつまらない作品になってしまう。
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キタヤマ
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初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。
ミジンコライフ継続中。
ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。
小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。
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