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小説・アニメ・コミック・ゲーム等、様々な創作媒体についての感想やら何やら、あるいは、永遠に敗北者な日常と思考
No.
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No.128
2009/12/05 (Sat) 15:49:25

カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD]カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD]

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◆「カイジ ~人生逆転ゲーム~」を鑑賞。原作からエピソードを抜き出しての再構成。「限定ジャンケン」「鉄骨渡り」「Eカード」は、原作ではそれぞれ何回か勝負場面があったのだけれど、どれもひと勝負だけになっている。本来、制限時間が4時間だった「限定ジャンケン」が30分だったことで、他の勝負も短くなっているんだろうな、と予想した。展開がスピーディなのは確かだけれど、原作を知っていると、心理戦に深く踏み込まず、薄い勝負だけを繋げてどうにか映画を作ったという感想が否めない。「限定ジャンケン」は、テレビドラマにでもして、毎週じっくりとやってもらいたかった。
 設定が変わったカ所がいくつかあったものの、映画としては纏まっていたと思う。原作の世界観を壊したということはなかったし。最後の勝負で、遠藤がカイジに5000万を貸したのは、遠藤の性別を女性に変え、利根川と同期だったという映画オリジナルの設定だったからできたこと。原作の遠藤だったら、あの短い時間での説得は無理だったろう。
 俳優の方の演技力もあり、カイジの性格は、実に良く表現されていた。夜神月と伊藤カイジでは、性格も生き方も何もかもまったく違うだろう、と映画の情報を知ったときは気になっていたけれど、カイジ役には脱帽した、と言うしかない。特に、橋の上での石田さんとの別れのシーン。映画館で思わず泣きそうになってしまうくらいの出来だった。原作に勝るとも劣らない。このシーンを見ただけでも、映画を見に行った価値はあった。
 しかし、薄汚いアパートで暮らし、しょぼいバイトをして、ゴミのような毎日を送るカイジは、自分のことのように沁みる。原作を初めて読んだときは、まだ10代だったから、カイジの日常を身近なものとして把握することができなかったのだ。
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キタヤマ
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男性
職業:
求職中
自己紹介:
初めまして。ミズサワです。あの「失われた」90年代に、10代の総てを消費しました。

ミジンコライフ継続中。

ミズサワの3分1は「さだまさし氏の曲」で、3分の1は「御嶽山百草丸」で、残りの3分の1は「××××」で構成されています。

小説・コミック・アニメ・ゲーム・等、媒体に拘わらず、あらゆる物語を好みます。付き合いが長いのは「新本格」作品。卒業論文も「新本格」。論理性よりも、意外性を重視。

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